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小貝川自然観察ポタリング [REPORT]

昨日、小貝川にて自然観察ポタリングを行ってきました。
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集合場所はいつもお世話になっている小貝川生き生きクラブです。
今回は、ここから小貝川を北上して小目沼橋という関東で唯一の木造の沈下橋、そして谷和原の古川に祀られている藁人形を見に行ってまた戻ってくるコースです。途中、土手沿いや谷津田の植物や動物の観察も行っていくそういったポタリングです。

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すっかり麦畑は黄金色に輝いて収穫も間近です。今回集まったメンバーは5名。全員がポタリング経験者なので準備も時間かからずにすぐスタートできました。天気予報ではお昼辺りから陽が出て、かなり暑くなるそうでちょっと辛そうですが、風が穏やかに吹いているので、そこまでは感じないかもしれないだろうとタカをくくって北上していきます。
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生き生きクラブの近辺の土手では今、ポピーがちょうど見ごろを迎えています。緑の中に赤やピンクの花が映えます。フラワーカナルといって、昭和60年代、ゴミの不法投棄が相次いで河川が汚れ、このままではいけないと、地元の方々が花を育てて、再び川に人を呼ぼうと活動したのが、この始まりです。秋にはコスモスが咲きます。
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途中、岡堰で小休止。この堰の歴史は古く1630年に遡ります。いくつもの改良を加え、現在の形になりました。
そこには多くの犠牲と豊かな穀倉地帯を生み出したのです。
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その先を進んでいきます。この小貝川沿いは自転車もそう多くなく、景色を楽しんで走ることができます。地元の方がワラビ採りをしていたり、釣りをしていたりとのんびりした時が流れます。アシの原ではオオヨシキリがさえずり、畑ではキジが甲高い声を上げて鳴いています。
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農業公園で再び休憩。雲の合間から強い日差しが照りつけてきました。
公園の池ではコシアキトンボの姿が見れます。
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スイレンが咲いています。
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この公園から4kmほど遡ったところがお目当ての小目沼橋です。
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以前はこの上流にもあった沈下橋でしたが、今ではもうここだけになってしまいました。川の水が増すと川面に消え、少なくなると現れる木造の橋なのです。時には壊されて流されてしまうそうで、掛け替えるのに2ヶ月を要するそうです。後世までこの景色を残して欲しいものです。

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少し早目のランチにすることに。でもその前に・・・
早速竿を出して釣りをし始めています。
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するとものの5分もしないうちにヒット!ブルーギルを釣り上げました。
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でもその後はアタリもなく・・・ 釣果はこの1匹でした。

沈下橋を望む土手の上で横一列でランチをいただきます。
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ベニシジミ
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釣りとランチを堪能して次なる場所へと向かいます。今回のもうひとつの目的地の藁人形巡りです。
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この古川地区では昔から伝わる行事の一つで、村の2つの端に藁で作られた男神と女神の人形が祀られています。この地区に疫病が入り込まないように立番しています。

古川交差点の男神
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月読神社の女神
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ここでUターン。川沿いの農家はみんな瓦屋根の立派な家が点在しています。その脇に10m程のカヤの巨樹がありました。
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風が吹くとカワヤナギの花穂が雪のように舞ってます。サギのねぐらがこのあたりに多く見られます。
行きと違う道で帰ると突然サイクリングロードがなくなり、目の前に大きな森が・・・
そのまま強引に森に入っていきます。今日初めてのオフロード。細いシングルトラックの道が続きます。
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森を抜けると橋梁の真下に。落差5m程の急勾配の下り坂、果敢に下る者、恐る恐る自転車を押して下る者、その先は地図にない道が続きます。

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辺りを見回すと赤い実がたくさんなっています。ヤマグワの実を発見。先陣を切って戴くとまずまず。つられて皆さんも戴きます。黒くなった実が食べ頃。甘い実もありそれを求めていくつも口に入れていました。
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その昔、小貝川の上流の筑波周辺では養蚕が盛んでした。蚕の幼虫が桑の葉を食べることから桑の木が多く植えられていました。おそらく鳥が桑の実を食べて、その種が糞とともにこの地に落ちたのか、もしくは実が上流から流れてこの地に根付いたのかもしれません。

なんとか無事に元来た道に出て小休止。今度は川沿いではなく、谷津田の淵を通って帰ります。風が心地よく、木陰も増えて、快適に走ります。
クサフジの紫が鮮やかです。
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休耕田にはアオサギが餌を求めてやって来ています。
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そしてまた未知の森の中へと入っていきます。やはりここまで草木が生い茂ると涼しい!マウンテンバイクならでは散策です。荒れた道もなんのその!
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40km程に及ぶポタリングもいよいよ終盤。南から吹く風も強くなってきました。行きはおしゃべりしたりしながらの走りでしたが、帰りは黙々とゴールの出発地を目指します。

ゴール手前の小貝川MTBコースでちょっと走って今日の締めを行いました。
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これから日差しも強くなり、気温も高くなっていきます。走るのに最高の季節はしばらくのあいだお預けになりそうです。次回秋に今度は下流に向かってポタリングしようかと思います。今度は稲があたり一面、黄金色になる頃です。
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今回の小貝川自然観察ポタリングのメンバーです。
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