昨日のウィークデイ・ツーリング

昨日のウィークデイ・ツーリング、天気は申し分ないほどの快晴でした。


全員千代田石岡ICの近くで合流した後、一路今日の走る山、吾国山へと向かいました。もうこちらの里山ではニイニイゼミが鳴き始めていて、もう夏本番です。
思ったより強い日差しの中、現地に着き、走る準備をして各々バイクに跨り、山へと向かったのです。上り口でいきなり作業車両の運転手に声をかけられました。
「この先行き止まりだよ～！」
一同「んんん？」
「工事やってるから上までいけないよ！」
一同「えぇ～！」
来た道を引き返すことに。

エスケープルートがあるからそこから登っていこう！ということになり、急な上り坂で再チャレンジ。
2Kmも行かないうちに通行止の看板が。この山の中腹にて大規模ながけ崩れがありどうにもこうにも行けないことが分かりました。この工事しばらくかかりそうなので、当面無理そうです。先月の台風によるものなのでしょうか？斜面崩落ではどうしようもありません。いつかまたリベンジしに来たいと思います。

このままでは引き下がれない私たち、仕方なくいつもの筑波山へ。先日行ったとき、林道が大木によって塞がれていたのが少し心配でしたが、脇を抜けることができたので大丈夫と判断して向かいました。

雲が増えて、風も強く吹き出したので、暑さはそれほど感じなくなり、再スタートです。


私は来週もここでガイドツーリングがあるので、辺りの動植物に気を付けながら林道を登っていきます。

ハグロトンボがワラワラと飛んでいます。
オカトラノオやネムノキの花が咲いています。ヤマハギの花も咲き始めていました。

薬王院にて先行したメンバーと合流して休憩です。


薬王院は延暦元年（782）最仙上人の開基による天台宗の歴史ある寺院で、桜門・薬師堂・三重塔などの伽藍が樹林の中にあります。500年の樹齢もあるスダジイがこの一角にあります。




ちょうど桜門のわきでひらひら舞う蝶が。なんと国蝶の「オオムラサキ」ではないですか！初めて野生の姿を見たもので、カメラ構える手が震えてしまいました。


休憩も終わり本格的に山道へと入っていきます。


スギとシダの茂る道です。この道にはちょっと変わったシダがあります。胞子嚢がついていない葉では表裏の質感がよく似ており、区別がつかない「リョウメンシダ」があちこちにあります。
来週参加の方に詳しくお見せいたします。


そしてもう少し上に登って再びみんなと合流です。先日の台風の傷跡はまだまだ消えていませんでした。枝があちこち散らばり、土壌の弱いこの場所のスギの木は根元から倒れていました。来週はここで少しスギの生態についてのお話をしたいと思います。

そして枝や倒木に気を払いながらゆっくり降りていきました。

大雨で道は掘れ、長く続いた晴天で乾いた地面と落ち葉が同色になり、風で倒れた大木が道を横切り、夏の濃く生い茂った木々が日差しを遮り、四季折々この山は変化に跳び、その度走ることを難しくさせてくれます。
この自然に感謝をしながら、いつまでも楽しく遊べることを願います。

一本走り終わり、休憩した後、再び山に登っていきました。

3時も廻ったところで、いつものお蕎麦屋「来楽庵」さんで天ざるを頂いて解散しました。
来週もこちらにお邪魔いたします。

この時期、お店の庭でホタルが観れるそうです。クヌギの木にはコクワガタがいました。



来週の水曜日は「自然観察ガイドツーリング」でこのコースをメインにマウンテンバイクで巡ります。途中途中立ち止まっては筑波の植物や動物の生態や歴史をレクチャーしながら行きます。走り終わってからおそばを食べましょう。詳しくはお店まで。

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nature & bicycle アルマスの庭はこちらです。