SSブログ

土壌の謎 [NATURE]

今年最後の千葉県森林インストラクター会による「森に親しむ講座」を受講してきました。

30.jpg

9月に始まった座学と野外実習の全6回の講座、最後は座学で「土壌の奥深い話」でした。
地面の下で起こっていることと、それを行っている微生物について掘り下げて説明を受けました。

土壌とは人間のチカラでは作れず、1000年やそこらでは形成されなく、長い年月をかけて無機物(砂、シルトそして粘土)と有機物(動物、植物そして微生物)とが融合してできた大変貴重なものなのです。

植物、動物(アメーバ、トビムシ、ムカデ、ミミズやトカゲ)、微生物(バクテリアやアーキアのような細菌類)・糸状菌(カビやキノコ)・藻類たちがどれだけこの土壌を構成するにあたって重要かを物語っています。


土壌の生産力で成り立った文明は定住集落が発生すると、人口増加を支えるため開墾を進め、森を畑地化させてしまい、土壌がなくなり、最終的には滅びてしまうのです。
良い例が北アメリカや中国大陸の水や風による土壌流出、中東やアフリカでの塩類化が挙げられます。
日本でも大雨や台風により濁流となって土壌が流出したり休耕地の増加や手入れの悪い森林、場当たり的な大規模開発によって土壌がなくなってきています。

土壌の「土」は上の「一」は地面、下の「一」は土。そして縦の「 I 」は植物を表して「土」となり、「壌」は「地面」・「土」・「植物」を「大切にする」と書きます。

どれだけこの地球に土壌が大切な役割を担っているのか再認識する時期が今来ているのではないでしょうか?この講座でそのことがよくわかりました。

来年春に2013年の「森に親しむ講座」が始まります。森林や樹木だけでなく、自然全般に目を向けるキッカケをもっと深め、皆さんにも伝えられればと考えています。


「nature & bicycle アルマス」をオープンさせるきっかけの一つに、昨年某アウトドアショップが企画した「自然観察トレッキング」がありました。
その時のガイド役だった森林インストラクターの方の豊富な知識のもとに、その地の動植物の解説だけでなく、自然界での存在、人間との関わり・役割等を教えていただきました。「観察」だけでない、たくさんの+αをこの方に教えていただきました。(今回の講座で1年ぶりにこの恩師に再会しました)
またこの「森に親しむ講座」を受講して自然界の不思議や自然と人間の関わり、四季折々の風情を楽しんできました。

お店でも自転車という道具を使ってどうにか伝えることはできないか?自問してきました。
自然観察ガイドツーリング」がその答えでした。まだまだ駆け出しで今年は数回しかできませんでしたが、来年より本格的に毎月実施していこうと考えています。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

☆ nature & bicycle アルマス
の庭はこちらにあります。


logo.png


◇ お買い得商品をズラリ載せました。どれも在庫限り、ぜひこちらをご覧ください!

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

SURLYはじめました!大雪 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。